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五泉名産の里芋「帛乙女」が届いた [料理]

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 22日は洋風ナベ、23日はオデンだった。大根と白菜が安くなってきたのに加え、土曜日に新潟から里芋が届いたからだ。里芋と一口に言っても、そんじょそこいらの里芋ではない。新津駅の0番線から福島県に向かう磐越西線に乗って約15分、五泉という町の田んぼでできる「帛乙女」という品種である。大人の手のひらにちょうどすっぽり収まるほどの大きさで、ねっとりしていて格段に旨い。届いた当日、さっそく白出汁で柔らかく煮て、八丁味噌ベースの甘味噌をかけて食卓に並べた。下し金でチョンチョンとふりかけた柚子の香りがふくよかだった。

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代理戦争になっている事業仕分け [政策]

 事業仕分けについての続き。前半の中継を見ていて気がついたのは、民間仕分け人に行政機関の諮問委員やCIO補佐官が少なからず起用されていることだ。手厳しい切込みが何度もニュースに取り上げられていた大学教授・U氏は政府委員であるとともに政令指定都市のCIO補佐官を務めている。行政刷新会議に異動した某省の課長が中心だった研究会の委員でもあった。民主党の議員や官僚の知り合い、構想日本で事業仕分けに参加していた経験者が招かれたのだろうが、民間仕分け人の条件や選任のプロセスはどういうものだったのだろう。報道された記憶がない。

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メタボな官僚機構を荒治療せよ [官僚]

 行政刷新会議の政策事業仕分けが、連休明けから後半戦に入る。前半戦で炙りだされた「無駄」の総額は約1兆円だが、うち6千億円は外郭団体に留保されている基金や未執行の多年度予算で、現法制下では政府が返還を強制できない。仕分けの結論は法的根拠を持っていないから、廃止・縮減と判断された事業が大臣折衝で復活する可能性は大いにある。この3連休、官僚諸君は大臣や政務官への“ご説明”と、後半戦に備えたプレゼンテーションの準備に忙しい。こんなことにまで税金が使われていたのか、と驚くこともあったし、隠れ天下りが露見するなど、事業仕分けの効果はある。

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「だけ」という言葉が気になる [世相]

 昨日の続きのようだが、最近気になるのが「だけ」という言葉である。「〇〇するだけ」=簡単=手間をかけない。たった10分でプロ並みの料理を作れる、などということは絶対にないのだが、テレビのにぎやかし番組は「だけ」を乱発する。簡単な手続きでお金が借りられるなどというのは、危険な証拠だ。「いまだけ」は売らんかなの商魂逞しい呼込みに他ならない。早い・安い・美味いを実現するには、その裏でたいへんな努力と工夫がなければならない。誰もが簡単にできる、という宣伝文句はたいていが何かを誤魔化していると考えていい。
 拙者の家は夫と妻の区別なく、早く帰宅した方が夕食の支度をする。在宅勤務が多くなったので、週の半分は拙者の担当だが、つくづく思うのは手抜き料理は美味しくないということだ。カレーや煮物は前日に仕込んでおく。仕込みは他の料理と並行してできるから、特段の時間はかからない。煮物は冷えていくときに調味液が馴染み大根や肉に味が沁みる。翌日は味を調整するだけでいい。この場合の「だけ」は手間を省くというより、「手際よく」である。素材と料理の質を理解することと、ひと手間を加えることがポイントで、そのために多くの失敗と手間ひまがかかっている。
 インタビューをし、それを原稿に起こすのが拙者の仕事だ。最近の若い記者の中にはメールで質問を送って、返送された回答で記事を書くということがあるらしい。なるほど、取材の手間ひまや往復の時間はかからないし、それでも記事は書ける。しかし相手の表情や声の強弱は分からない。質問に戸惑いながら苦し紛れに答えたのか、いい加減にあしらっているのか、資料を見ながら答えたのか、それを見て書く原稿と、メールの往来だけで書かれた記事では、読者に訴える力が自ず違う。往復の途中で見かけた街の様子がヒントを与えてくれることもある。
 若い記者は「どうしてそんな情報が簡単に入ってくるのか」と不思議がる。多くの人が相談や問合せにやってくる。「知ってる?」とわざわざ教えてくれることもある。それが情報が集まる仕掛けだ。裏方に徹してきたこと、自己の利益に結び付けなかったこと、迎合せず相手の嫌がることも言ってきたこと、情報源を秘匿してきたこと等々、いくつもの積み重ねがある。失敗を忌避する被害者意識が「だけ」の一言に示されている。失敗を許さない、早く結論を出せと迫る風潮を是正しないとこの国は国際社会で立ち遅れる。(2009.11.20)
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早い・いますぐ=便利という錯覚 [旅行]

 12月から来年の2月にかけて、全国を飛び歩くことになりそうだ。昨年の同じ時期には札幌―山形―盛岡―喜多方―岡山―長崎―熊本―鹿児島―浦添―別府、この3月には高松―岡山―奈良―京都―大阪―札幌―名古屋―米原―福井―武生―金沢―福岡という強行軍があった。夏に京都―大阪―福井―金沢―輪島―高山―諏訪と周遊した3泊4日はプライベートな旅行だった。しかし時間に縛られてホテルを渡り歩くとなると疲れ方が違う。先々でキーホルダーを購入し、空いた時間で温泉や名所旧跡の“ちょこっと観光”が息抜き、全国に知り合いができるのが救い。
 

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タカ・トシの「帰れま10」が面白い理由 [テレビ]

 景気の低迷で民放テレビ各社のコマーシャル収入が激減しているという。東京に本社を置く民放キー局5社の今年4~9月期業績は軒並み減収、本業の利益を示す営業利益は日本テレビとテレビ東京が増益、フジテレビ、TBS、テレビ朝日が減益だった。今に始まったことではないが、アナウンサーのタレント化や再放送に拍車がかかり、ノーギャラでも露出を希望する政治家や若手タレントの起用が増えた。もちろん、番組制作費や外注費を抑えるためだ。制作費が安くて、視聴率が取れて、おまけにスポンサー収入があれば大歓迎というわけで、自ずからタイアップ番組ということになる。

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クロマグロ だから何だっていうの? [食と農]

 大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)の年次会合で、地中海を含む東大西洋でのクロマグロの漁獲量を、来年は1万3500トンとすることが決まった。09年の2万2000トンから38.6%の削減となる。日本への割当量も09年の1,871トンから1,148トンに減少する。報道によると、日本08年の漁獲と輸入を合わせると2万1,400トン、世界のマグロの7~8割に相当するという。また水産庁によると、国内の冷凍倉庫などに“備蓄”されている高級マグロ(クロマグロ+ミナミマグロ)は1年間の消費量を上回る2万4,500トンなので、価格の急騰はないという。

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